福島県会津若松市にある地域密着型総合病院

放射線科

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紹介

放射線科は、主に放射線画像診断分野と放射線治療分野に分けられます。

放射線画像診断分野は、診療放射線技師がCT・MRI・乳房撮影・PET-CT検査などを行い、放射線診断医が、その画像を見て異常所見を指摘し、各科に対して報告を行います。

放射線治療分野は、『がん』などの悪性腫瘍や一部の良性腫瘍に対し放射線治療を行っています。放射線治療医が患者さんの診察を行い、治療計画を立てます。その治療計画を基に、診療放射線技師が腫瘍に対して放射線を照射します。

その他にも、カテーテルを用いた血管内造影検査・治療、結石破砕など、様々な検査に携わっています。

特色

放射線科の特色は、最新の医療装置を積極的に導入しているところです。CTは、2014年に日本で販売開始となった装置を全国で3番目に導入しました。また、会津医療圏で初めてPET-CT、3T（テスラ）のMRIも稼働しています。放射線治療では、県内初導入の装置を使用し、常勤の放射線治療医とともに高精度な治療を行っています。

日々進歩する医療の現場では、診療放射線技師としての専門的な知識、技術が必要とされています。その要望に応えるべく、我々スタッフは高いモチベーションとともに日々の業務に携わっています。

地域医療支援病院として地域の皆様に貢献できるよう、また、会津の地で高度な検査、治療を受けて頂けるよう、日々、努力しております。

検査統計一覧

被ばく低減施設に関して

当院では、（公社）日本診療放射線技師会が行う「医療被ばく低減施設認定」の認定を受け、
平成27年11月1日付けで「医療被ばく低減施設認定」に認定されました。
（第53号認定）福島県では初の認定施設になります。

原発事故のあった福島県でこの認定を取得する意義は大変大きなものと考えております。今後も地域の皆様への安全・安心な放射線診療提供の拠点となり、良質な医療を提供できるように日々努めてまいります。

「医療被ばく低減施設」とは、詳細につきましてはこちらをご覧ください。

IVR被ばく低減認定施設

血管撮影部門においては、日本診療放射線技師会が認定する『医療被ばく低減施設認定』以外に、全国循環器撮影研究会が認定する『IVR被ばく低減認定施設（第112号）』（旧：被曝線量低減推進施設認定）を取得しています。

2018年5月時点では、全国で80施設が認定を受けています。
認定を受けるに当たり、主な項目として�@血管撮影装置の保守点検・管理が適切に行われている�A透視線量・撮影線量測定�B漏洩線量測定�C職員に被ばくに対する教育訓練の実施�D被ばく低減・線量管理が適切に行われていることが挙げられます。

IVRとはInterventional Radiologyの略で、一般的に放射線診断技術の治療的応用を意味します。IVRではX線を人体に照射し、カテーテルを用い経皮的に治療を行います。治療時間が長くなりX線が人体に照射される時間が長くなればなるほど、放射線による皮膚障害（皮膚紅斑や潰瘍、頭髪の脱毛など）の発生が懸念されます。

当院で行っている主なIVRは、心臓領域では冠動脈に対するPCI、頭部領域では脳動脈瘤に対するコイル塞栓術や脳梗塞に対する血栓回収術、腹部領域では肝細胞癌に対するTACEです。IVR被ばく低減認定施設を取得したことで、当院では安全・安心な医療を心がけ、診療放射線技師がIVRにおけるX線量を適切に管理し、被ばく線量低減に取り組んでいます。

トピックス

2018年10月25（木）、26（金）に仙台市で開催された「平成30年度 放射線安全取扱部会年次大会」において、当院放射線科 医学物理士の高村豪さんが「病院での不均等被ばくについて」という演題発表をし、最優秀ポスター賞を受賞しました。

※放射線安全取扱部会は、1959年に日本アイソトープ協会が放射線取扱主任者の相互の連帯を高め、放射線障害の防止と公共の安全・安心の確保に寄与する活動を行うことを目的として設立された部会です。

スタッフ数

・画像診断医師　　　　　
・放射線治療医師　　　
・医学物理士　　　　　　
・診療放射線技師　　
・看護師　　　　　　　　
・診療助手　　　　　 　
・医療秘書　　　　　 　 　

1名
1名
1名
39名
14名
9名
1名