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看護師特定行為について |
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特定行為を行う看護師とは、専門的な臨床能力を持ち、医師の判断を待たずに手順書により一定の診療の補助を行うことが出来る看護師です。看護師による特定行為を実施するメリットは、看護師が医療チームの一員として患者さんの状態に応じ、タイムリーかつ迅速に適切な医療を提供することです。 |
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特定行為の実施 |
竹田健康財団には、研修を修了した特定行為看護師12名が在籍しております。以下の項目について医師や看護師と協力しながら質の高い安全な医療を提供していきます。対象の患者さんには必ず事前に説明を行い、安全を確保するとともに医師の助言や指導のもと特定行為を行います。 |
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当院で実施している特定行為 |
特定行為 |
特定行為の概要 |
胃ろうカテーテルや腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 |
胃ろうカテーテルや腸ろうカテーテルなどの交換を行います。 |
膀胱ろうカテーテルの交換を行います。 |
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去と創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
褥瘡(床ずれ)で出来た壊死組織を除去して洗浄するなどの処置を行います。 |
創傷に対して、陰圧閉鎖療法の処置を行います。 |
呼吸器(気道確保・人工呼吸療法)に係る処置 |
人工呼吸器の呼吸の深さ・回数等の設定の変更を行います。 |
非侵襲的陽圧換気の設定の変更を行います。 |
人工呼吸管理がされている方の鎮静薬投与の調整を行います。 |
人工呼吸器を外す(自然呼吸に戻る)ための処置を行います。 |
経口用気管チューブ又は経鼻気管チューブの位置調整を行います。 |
栄養及び水分管理に係る薬剤の投与 |
持続で点滴をしている方の高カロリー輸液の投与量の調整を行います。 |
脱水症状のある方に輸液による補正を行います。 |
中心静脈カテーテルの抜去 |
中心静脈に挿入されているカテーテルを引き抜き、止血を確認します。
抜去部は、縫合又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行います。 |
感染兆候がある者に対する薬剤の投与 |
身体所見や検査結果などから感染徴候時の薬剤投与を行います。 |
インスリンの投与量の調整 |
血糖値を確認しながら、インスリンの投与量の調整を行います。 |
向精神病薬や抗不安薬の臨時の投与 |
抗けいれん剤の臨時の投与を行います。 |
抗精神病薬の臨時の投与を行います。 |
抗不安薬の臨時の投与を行います。 |
皮膚損傷に係る薬剤の投与 |
抗癌剤や他の薬剤が血管外に漏出したときにステロイド薬の局所注射や投与する量の調整を行います。 |
直接動脈穿刺法による採血及び橈骨動脈ラインの確保 |
体の中の酸素や二酸化炭素等の量を確認するため、手首や足の付け根の血管 (動脈)から採血を行います。また、体の状態(血圧)を知る為に、手首の血管(動脈)へチューブを挿入します。 |
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
手術後の痛みを和らげるために背中から細いチューブ(硬膜外のカテーテル)を入れて、鎮痛剤の投与と投与量の調整を行います。 |
循環動態に係る薬剤の投与 |
持続点滴中の体の中の糖質や電解質のバランスをみて、必要な成分の点滴を行います。 |
創部ドレーンの抜去 |
創部に挿入・留置されているドレーンの抜去を行います。抜去部は開放、ガーゼドレナージ又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行い、縫合糸で固定 されている場合は抜糸を行います。 |
腹腔ドレーンの抜去 |
腹腔内に挿入・留置されているドレーン又は 穿刺針の抜去を行います。 抜去部は、縫合、結紮閉鎖又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行い、縫合糸で固定されている場合は抜糸を行います。 |
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説明に同意した後でも処置を拒否することができます。また、拒否したことを理由に治療および看護上の不利益を被ることはありません。
看護師の特定行為に関するご意見やご質問がありましたら、担当医師や看護師などに直接お尋ねください。または、「竹田まるごと相談窓口」1階総合受付カウンターでも対応しております。
何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。
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◆詳細につきましては、厚生労働省ホームページ「特定行為に係る看護師の研修制度」をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077077.html
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