院長あいさつ
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昨年は、東日本大震災により、大変大きな被害と続発した原発事故により、大変な年となりました。当院は、地震による被害は病棟のガラス数百枚程度の損傷で済み、患者さん、職員にも人的被害は全くなく、電気、水道などのインフラも全く停止することなく、診療を継続できたことは、奇跡的でした。むしろ、早期から被災病院の患者さんや避難者の受け入れに力を注ぐことができたことは、少しでも皆様のお力になり、責任を果たせたと思っております。いまだなお通常の生活を取り戻せない方々には、こころよりお見舞い申し上げ、穏やかな暮らしを取り戻すことができますよう祈るばかりです。また、震災直後より全国のたくさんの病院(恵寿総合病院、洛和会音羽病院、淀川キリスト教病院、倉敷中央病院、聖隷浜松病院、豊美城中央病院、聖路加国際病院、麻生飯塚病院、木沢記念病院、大阪警察病院、近森病院様等々)から、道路事情の不安定な中、自らがトラックを駆って、応援の先生方、スタッフをはじめ、たくさんの医薬品、支援物資が昼夜を分かたず、送り込まれました。日ごろの人的、学術的交流がこのような形で現れ、医療人の同志の友情や熱意を強く感じ、言葉に尽くせぬほどの勇気と激励をいただきました。ご支援いただいた皆様に、あらためて御礼を申し上げます。
いよいよ10月1日『総合医療センター』がオープンいたします。すでに、その全容を現わし、巨大ながらも威圧感なく、落ち着いた建物がそびえております。ゆったりとした病室・集中治療室、最新鋭の放射線診断機器・治療機器、バイオクリーンルームを2室加えた手術室など特に力を注いだところであり、特別病室は最上階にあり、会津盆地、磐梯山、飯豊連峰が一望できます。エコ技術を多く取り入れ、屋外庭園に心が癒されます。現在の病院機能のほとんどが、この建物の中で生まれ変わることになります。また、市民の方々、医療者同士の交流ができるスペース『竹田ホール』を設けましたので、多くのイベントを通じ、多くの方々に利用いただき、皆様との距離が近く、いつも頼られる病院であることを願っています。
この新しい素晴らしい環境の下、地域で完結することのできる医療体制を目指し、施設・設備を最大限利用し、プライマリーケアから高度医療を提供することが、私たちの使命と考えております。これまで当院が大切にしてきた地域との信頼を深めながら、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産母子医療センター、臨床研修指定病院の役割を十分に果たし、新病院のスローガン『あたたかい心とたしかな医療』を確立してまいります。
これからの急性期医療は、安心安全に加え、ますますスピードとマンパワーが要求されます。今年は9名の若い研修医の方々がやってくることが決まっております。医師ばかりでなく、さらに活力ある病院を担う元気な力の結集が望まれます。
最後になりますが、皆様とともに復興の歩みを進め、健康で素晴らしい年となりますようお祈り申しあげまして、ご挨拶とさせていただきます
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病院長 本田 雅人
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